SEの仕事は基本的にはお客さんと1対1で取引をしていきます。BtoB(Business to Business)であり、BtoC(Business to Consumer)ではないことのほうが多いです。
お客さんと自分の関係は対等ではありません。どこの世界だってお金を出してくれる側は『お客様』であり、『お客様は神様』です。
お金を出す側のお客様は神様ですので、時にはとんでもない無理を言う人もいます。
こちらもビジネスですので、もらったお金の範囲までしか仕事をしてはいけないのですが、押しに弱い人だとゴリ押しに負けてしまう人もいるでしょう。

SEに向いていない人の性格!押しに弱くて人の頼みを断れない人
ゴリ押しをするお客さんがいる
お客さんの中には、お客さん自身が、

という考えを持った人がいます。
こういうパターンはたいていゴリ押しをするお客さんです。
上から目線で威圧的な言葉を投げかけてきます。
新規追加をバグ扱いしてくる

というような内容でも、

というゴリ押しをしてくることがあります。
威圧的な態度、言動で攻めてくるため、

と、押しに弱い人だと上記のように返してしまいます。
ここで引き取ってしまうとほぼ100%の確率で上司に怒られます。

と。お客さんと上司に挟まれ苦しい思いをするでしょう。
無理難題を押し付けてくる
お客さんの中には無理難題を押し付けてくる人もいます。

こちらも実現不可能であることを一生懸命伝えるのですが、わかってくれない。
説明がヘタなのか、無理だとわかってはいるけどどうしても必要なのか。
あまりにも難易度が高いし予算も少ない。そして必要なスキル要件を満たしている人材もない。
そんな状況においてやれと言ってくる。いったいどうすればいいのか?
打ち合わせを繰り返しても答えは出ず、時間ばかりが経過していく…。よりいっそう実現性が薄れていく。
こういう状況になってくると、お客さんと上司から、

という流れになってきます。
無計画のまま開始する作業。当然ながらうまくはいきません。
上司もなぜGoをかけたのか?その答えは、SEはお客さんとの関係を維持するために、赤字になってでもやらなければならない仕事があったりするのです。

もちろん、作業を引き受けたわたしやあなたになります。

理不尽がまかり通ってしまうのがSEという職業です。ただし、もちろん部下の責任は上司の責任でもありますので、上司自身も評価は下がるでしょう。
仕事を請け負う側というのはいつだって立場は弱いものです。お客さん、上司の圧力にも負けず、しっかりNoと言い、それでもやれというならプロジェクト異動・部署異動させろと言うべきでしょう。
短納期を要求してくる
わたし自身も今現在、リアルタイムで悩んでいるのが短納期を要求してくるお客さんです。

と思うようなお客さんがいるんです。






SEにとって調査という工程は全体の仕事の半分を占めているといっても過言ではありません。結果を早く知りたいという気持ちもわかりますが、調査を怠ると96.18%の確率で後工程に影響を及ぼします。

どんなお客さんが答えを急いでも、軽はずみに答えないようにしましょう。押しに弱い人だとうっかり『やります!』と答えてしまいそうですね。

と言えば、

と怒るおきゃくさんもいます。しっかり理由は説明できるようにしましょう。とにかくひたすら調査を手抜きすることで発生するリスクを並べれば良いのです。
こちらが2週間でと伝えて時間かかりすぎ、1週間でできるだろと言われると、

と答えてしまいそうになります。ですが、実際に1週間でやろうとすると、

ということがよくあります。日程を再計画するにしても、

と言うでしょう。

もうこうなっては仕方がないです。残業でも休日出勤でもしてなんとかやっつけるしかありません。次回からは必ずNoと断れるようにしましょう。
できないなら、

と答えるようにしましょう。上司と相談してください。

まとめ
- 押しに弱くて頼みを断れない人はSEに向いていない。
- お客さんからのゴリ押しはよくあること。
- 理不尽な要求、不可能な要求がある。
- お客様が神様でも逆らわなければならない時がある。
お客さんは神様ですので、わたしたちSEというのは立場が弱くなってしまいます。
大切なのは立場が弱かろうと理不尽な要求、不可能な要求には絶対に『やります!』と答えてはいけないということです。お客さんは神様ですがお金をくれるから神様なわけであり、お金をもらっていないのであれば神様でもなんでもありません。
押しに弱くて断れないという人はSEから足を洗ってしまったほうが良いでしょう。SEはSEでも社内SEであれば開発することはないし、何より『お客様』が存在しません。どちらかというと自分が『お客様』になります。外部にシステム開発を発注したりしますので。
Noと言える勇気はSEだけではなく、すべての仕事においても大切なスキルの一つです。仕事で一番やらかしてはいけないことは、

…です!できないことはできないと言いましょう。自分はどこまでできるのか、どこからできないのか、しっかり見極めてください。