時間にルーズなSEというのは、SEに不向きな人です。
わたしは今までにたくさんのSEを見てきていますが、時間にルーズなSEというのが一定数います。
- 朝、遅刻する。
- 家が近いのにフレックスタイムをフル活用する。
- 納期に遅れる。
- 納期に間に合わなさそうないのに呑気に定時退社。
人それぞれ個性というものがありますからね。わたしや周りの人がどんなに注意をしても治せない人もいます。
ですが、SEというのは特に時間にシビアにならなければならないお仕事です。時間にルーズな人はSEには不向きですので、改めるか転職するか、考えたほうが良いでしょう。
SEは絶対に時間厳守!死んでも日程は守れ!
SEはなぜ時間厳守なのか?
SEの仕事は時間をきっちり守らなければなりません。時間にルーズであってはいけないといのはどの職業でも同じことなのですが、SEの場合は特にその傾向が強いです。
その理由としては、
- 納期命。
- 納期に遅れると、その製品を使うお客様の日程も遅れる。
- 製品には必要な時期、賞味期限がある。
- 賞味期限が切れた物を納品されても困ってしまう。
- 結果、信用失墜、仕事を失う。
SEは納期を守るためならいくらでも残業をするし休日出勤もします。これをブラックだと叫ぶ人もいるかもしれませんが、『責任を果たす』という意味では当然のことです。
ですが、こういったことは常にというわけではありません。たまにです。常習的にある企業はたしかにブラックです。
SEの仕事は日程管理がしづらい
SEの仕事というのは日程管理がしづらいです。
その理由は、
- ソフトウェアは物理的に目に見える製品ではない。
- お客さん自身が要求を明確にできていない。
- 開発する側も具体的に完成形をイメージすることができていない。
- ソフトウェア開発は0が1になるだけで致命的な不具合になる。
- 不具合発生などにより、突発的な割り込み作業が発生、本来のスケジュールに影響を与える。

わたしも10年以上SEをやっていますが、未だにしっかり日程管理はできておりません。これはわたしだけではなく、7割程度のSEは日程を守れていません。
多くのSEは日程を守れず悩んでおり、日程を守ろうとしてブラックな残業や休日出勤をしています。
時間間隔がつかめなくても仕方がない
SEが日程を守れないというのは…仕方のないことでもあります。上述したように、全体像をしっかり把握することもできませんので時間間隔がつかめないのです。
わたしはソフトウェア開発においてバグの発生は必然であると主張していますが、バグの発生によって日程が狂っていくというのも必然なんです。
それでも納期は命に変えてでも守らなければならない!
ですが、それでもSEは納期を守らなければなりません。それはもう命に変えてでも。

日程を守れないのに日程を守らなければならない。出来る限り設計やプログラミング工程でミスのないようには作り込みますが、それでも発生してしまう不具合や考慮漏れ。そしてそれに伴う日程遅延…。

人海戦術で作業負荷を高めてこなすだけ。時には赤字になってでもやらなければなりません。
がんばってがんばって作業をこなしても、納期に間に合わなければお客さんに怒られ、赤字になれば上司に怒られる。はっきり言って良いことなんて1つもないです。
ゆえに、時間にキッチリしている、日程管理がしっかりできるSEが常に求められているのです。
まとめ
- SEは時間厳守。
- 時間にルーズな人はSEには向いていない。
- 時間に厳しい人でもSEの仕事においては日程を守れないことも多い。
- SEの仕事は作業の全体像が見えず、規模が正確に見積もれない。
- 不具合も入りいやすいのがソフトウェア開発、過去の作業が現在に向かって刺客を送り込んでくる。
わたしはどちらかというと時間にはきっちりしているタイプです。遅刻は当然しませんし、フレックスタイムだってほとんど利用しません。
それでもSEの仕事においては日程をしっかり守っていくことができないんです。その理由は過去の作業で埋め込んだバグですね。
当時はミスなく対応したつもりでも、時間が経ってから突然報告されることもあります。現在の作業では『過去の作業でバグが発生するかも』なんて見積もりは含めていませんので、日程が狂っていくというわけです。
これはわたしに限った話ではなく、多くのSEが同じ体験をしているはずです。現に、わたしのお隣さんのプロジェクトでも同じことが起こっていますし、むしろわたしよりもヒドイ。
SEをやっている以上、この問題は一生つきまといます。耐えきれないという人はSEから足を洗ったほうが良いでしょう。