10年SEやってみたけど転職しておけば良かったと後悔している。SE辞めたい!異業種・異業界に転職したい!新人・若手に伝えたいこと

SEを10年続けてみた結果!転職したくてもできなくなった…

サービス残業しまくるSE

SE悩みあるある

客先常駐メインの弱小・小規模SIerに就職してサービス残業しまくった話

投稿日:2018年8月13日 更新日:

SEはブラックだ!サービス残業が多い!そんな話を聞いたことはないでしょうか。

10年以上SEをやっているわたしの体感としましては、サービス残業をさせるIT企業というのは少ない、またはほとんどありません。

最近では36協定などという労働者を守るための制度が厳しくなってきており、企業は社員をサービス残業させて得る利益より、違法行為をして発生する損失のほうを回避しているように感じます。

サービス残業といったブラックなIT企業は一部の企業に偏っているようです。

  • 弱小SIer
  • ITベンチャー

などなど。小規模な企業ほど自浄機能がなく、腐った体制になっているように思います。

客先常駐メインの弱小SIerに就職してサービス残業しまくった件

新卒で知識不足のため弱小SIerに入ってしまった

わたしの最終学歴は専門学校卒です。なので一応、高卒ということになります。

学歴が低いというのもあるせいでしょうか、就職活動について調査が足りていませんでした。

学校に勧められるがままに就職活動を行い、某IT企業に就職したのですが…

資本金 1,000万円
社員数 不明(入社後に判明、30名)
設立 1998年

社員数を公開していないことについて、当時のわたしはなんの疑問にも思いませんでした。

入社後に社員数が30名だということがわかりました。他の企業と比べると少ないように感じました。

なぜ社員数を公開していないのだろう?

おそらく、これは企業側が不利になるから記載していなかったのでしょう。

…あ、この企業規模小さい、やめとこ。

このように思われてしまっては人を集められませんからね。

客先常駐メインのSIerだった

就職・転職活動において大切なことは、企業の規模よりも注目すべきは事業内容であるということがあとでわかりました。

入社してみてわかったのですが、その企業は人売り・人貸しの客先常駐をメインとする事業だったのです。

…騙された!

そんな気持ちでいっぱいだったのを覚えています。

当時のわたしは夢と希望に満ち溢れた若者でした。SEとして活躍するんだ!という気持ちだったのですが、自分が仕事をするのは自社のためではなく他社のためです。

わたしに求められることは仕事ができる、できない、ではなく、単純な労働力だったのです。

派遣SEはどんなに努力しても昇進・昇格はありません。

右も左も分からない新人がいきなり最前線に派遣される

入社して2ヶ月程度は研修期間です。本来なら、研修期間終了後にOJT(On the Job Training:実践を通してのトレーニング)期間があるのでしょうけれども、わたしの場合はそんなものはなく、いきなり最前線に派遣されます。

実戦経験ゼロの状態で取引先企業に派遣されます。求められるのは即戦力です。当然ですが、新人のわたしには期待された通りの仕事をこなすことはできません。

しかし、派遣元企業・派遣先企業で、下記のような約束はしていたようです。

新人なので研修も含めて使ってください。単価は安くしておきますので。

つまり、派遣元企業は最低限の研修だけさせておき、あとは派遣先企業で実践の中で勝手に育ってくれ、という放任主義だったのです。

派遣先企業としても、単価が安く使えるのであれば使ってくれます。(たしか2,000円ぐらいでした。普通なら派遣SEの単価は3,000円~5,000円ぐらいです。)

派遣先企業にて、使えそうならそのまま使い、使えなさそうならすぐ捨てる。

客先常駐SEは3年以内に転職をする人は多いです。入っては捨てられを繰り返し、たらい回しにされてしまう人が多く、嫌気が差してしまうようです。

逆にそちらのほうが幸せかもしれませんね。客先常駐のSEは長く続けるべきではありませんので。

派遣先企業そのものはホワイト企業だった

派遣先企業はホワイト企業ばかりでした。

  • 毎週水曜日が定時退社日。
  • 一ヶ月に60時間以上の残業はさせない。
  • サービス残業は一切なし。
  • 深夜残業・休日出勤は極力させない。
  • 自転車通勤でも交通費が出る。

わたしはたくさんのIT企業の派遣されてきましたが、ほとんどがホワイト企業でした。この体験より、わたしはIT企業でブラック企業なんてものは今どき少ないのだと感じたのです。

未だに残っているブラック企業というのは、企業規模が小さく自浄機能がない企業に限るのだと思います。

派遣元企業はブラック企業、残業しても全額は出ない、サービス残業だった…ボーナスカットもあった

わたしが勤めていた派遣元の企業はブラック企業でした。

どんなホワイト企業でも残業・休日出勤はあります。SEにとって納期は絶対に守らなければならないものです。納期遵守が最優先です。

派遣先企業はフルで残業代が出るのですが、わたしが勤めている派遣元企業は残業代がカットされてしまうことがたびたびありました。

  • 一ヶ月あたり60時間は残業していた!
  • 少ないときでも40時間は残業していた!
  • 年間にして600時間近く残業した!

ここまでやっていたのにフルで残業代は支給されません。『みなし残業』とかいう都合の良い言葉を使って逃げられます

客先常駐という業務形態はソフトウェアを開発して利益を得るのではなく、人を売る、人を貸し出すことで利益を得るという、中間マージン搾取のビジネスです。人の生き血を吸う蛭のような存在です。

そんな企業には優秀な人材も集まるはずもなく、派遣切りされたSEが派遣元企業に待機していることもしばしばあります。

40代~50代の派遣SEが派遣先を見つけようと必死になっているわけですが、待機している間は生産性ゼロ…むしろマイナスです。

そのマイナス分は誰が補填するのか?わたしのような若手SEの残業代で補填されているわけです。よって、わたしは残業代がカットされてしまったわけです。

これと同じ要領で、ボーナスカットもありました。

…まぁボーナスカットは仕方ないとしても、残業代カットは違法ですよね。

生活できない…

客先常駐のSEとして数年ほど働いてきましたが、とにかく劣悪な環境でした。

  • 年収が400万円台…500万円を超える見込みゼロ。
  • ボーナスカットもある。
  • これから先もずっとSE…プロジェクトリーダーになれる見込みゼロ。

わたしも年齢的に成長していき、家庭を持つことも視野に入り始めました。

それなのに年収がずっと400万円台でボーナスカットもあった。こんなんで生活できるのだろうか?そんな不安ばかりです。

客先常駐の派遣SEをやっているとわかるのですが、40代~50代の派遣SEは、派遣先の企業が本当に見つからなくなってきます。

派遣切りされると泣く人もいるし、『派遣先が見つかるなら採用するよ』という条件で中途採用する企業もあります。

…客先常駐SEは長く続けてはいけない…30歳になる前に転職しないとヤバイ…!

と思うようになりました。

転職

結局、わたしは客先常駐のSEを辞めて転職しました。現在は自社製品・自社サービスを開発するweb系のSEをやっています。

年収も400万円台から600万円にまで上がりました。SEの年収は500万円~600万円、はっきり言ってSEの年収はこれぐらいが妥当です。プロジェクトリーダーになって600万円以上になる、というイメージ。

もちろん残業代も含めての年収です。SEは残業代で稼ぐというのは変わらないですね。

仕事の内容はさほど大きく変わってはいません。基本的にはお客さんの要望を聞いてソフトウェアを開発するだけです。

つまり、客先常駐のSEというのは社会に不要な存在ということです。いつでも増員できて、いつでも切れる。企業にとって都合のいい存在というだけで、みずから進んでやる仕事ではないのです。

ただし、SE独特の辛さは今も昔も変わりはありません。給料がいいので続けられているだけでストレスは溜まります。

まとめ

  • ブラック企業に入ってはいけない
  • 企業規模の小さい企業は自浄機能が無くブラック率高め
  • ブラックに入るとサービス残業もありえる。
  • ブラックに入ってしまったら早めに転職したほうが良い。
  • 40代~50代でガチ泣きすることになる。

サービス残業を今までにたくさんしてきましたが、フルで残業代が支給されていれば若手の時代でも年収は500万円を超えていたでしょうし、生活もできていたと思います。

企業側も社員を手放すことがなく、サービス残業をさせないほうが利益は大きかったのではないでしょうか。

客先常駐メインの企業を退職する時、

たのむ!残ってくれ!給料もっと上げるから!残業代も出すから!

と泣きつかれました。当時のわたしは若手でありどちらかというと稼ぎの良いSEでした。40代~50代の待機派遣SEは生産性ゼロですので、そりゃ手元に置いときたいですよね。まぁ当然お断りしました。

こういった背景事情も含めて、現代のIT企業はブラックが少なくなっていると思います。ブラックなほうが得られる利益が少なくなりますからね。

エンジニアに向いてないと思ったら…

エンジニアはセンス、適正が必要な職業です。プログラミングがわからない、10年続けても習得できないという人もたくさんいます。SE向いてない、辞めたいと思ったら読んでみてください。

もしあなたがエンジニアを続けて行っても良いものかどうか、悩んでいることがありましたら現役10年目SEの私が相談に乗ります。お気軽にお問い合わせください。

  • この記事を書いた人
sakamoto

sakamoto

10年以上SEを続けている現役のSE。3年は続けろという言葉を信じた結果、3年後にはSEを辞められなくなり、スキルさえ上がればと思い10年続けるもセンスが無く中途半端に仕事ができるばかり。日々、バグを出しながらメンタルをすり減らしながらSE続けてます。

-SE悩みあるある

Copyright© SEを10年続けてみた結果!転職したくてもできなくなった… , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.