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SEに向いてる人の6つの適正とSEに必要と誤解されている4つの疑問!

投稿日:2018年6月17日 更新日:

SEをやってみたい。IT業界で仕事をしてみたい。

そのように考える人もきっと多いでしょう。それは学生であったり、異業種・異業界の人であったり。

わたしは現役のSEでかれこれ10年ほどSEの仕事をやっています。良いことも悪いこともたくさん経験してきました。

IT業界で働くということは悪い面もたくさんあるけど、トータルで見れば良いことのほうが多いと感じています。やっぱり仕事がたくさんあるので将来的な不安が少ないというのが大きいですかね。

そんなわたし的にはおすすめなIT業界ですが、そもそもSEに向いている人・向いていない人、SEの適正とはいったいなんなのか?

今回はその点について書かせていただきます。

SEに向いている人

1.論理思考が得意である

SEの仕事はプログラミングであると思っている人が多いのですが、正確には『お客さんが抱えている問題解決をする仕事』になります。

お客さんが抱える問題とは、たとえば社員の勤怠管理だったり会計だったり作業効率だったり。いろんなものがあり、SEは臨機応変に対応します。

問題解決をする上で大切なことは、物事を論理的に考えることが大切です。

これはいったいどういうことかというと、簡単に例えるならば、

  • AはBである。
  • BはCである。
  • よって、AはCである。

これを三段論法といいます。このような思考を持ってして問題を特定したり、原因を切り分けていく作業が必要になってきます。

…よくわからん!

と思った方も多いでしょう。もっと、できるかぎりわかりやすく説明してみます。

たとえば数学のお話。数学で証明問題ってありましたよね?

  • Aという図形は三角形である。
  • Bの角度は30度である。
  • Cの角度は60度である。
  • 問題:Dの角度は何度か?
  • 解答:三角形の3つの角の合計は180度である。よって角度Dは90度となる。

こんな感じ。これがSEに必要な論理思考というものです。

SEの仕事は常に問題との戦いです。それはお客さんの無理難題な要求であったり、たしかにちゃんと作ったはずのプログラムで発生した不具合だったり。

問題が起こった時には何かしらトリガ(引き金)となるものがあります。たとえば特別な操作をするなど。そういった問題をわずかな情報から、解答を導き出し、解決していく仕事です。

数学で証明問題が得意だった人はSEに適正ありだと思って良いでしょう。

2.コミュニケーション能力が高い

SEはずっとパソコンに向かっているデスクワークのイメージを持っている人も多いと思います。

ですが、実際には人と関わる機会の多い仕事です。とはいえ、営業や販売など、一般的な企業と比較すれば圧倒的に人と接する機会・求められるコミュニケーション能力は小さいです。

誤解してほしくないのは、SEは全くコミュニケーションが必要ないというわけではなく、人と接する機会は少ないながらも『ある』ってことです。

SEのコミュニケーション能力とはどんなものかというと、

  • お客さんが抱えている問題や要求・要望を『聞く』。
  • 必要なシステムを『提案する』。
  • 作るシステムを設計し、プロジェクトチームメンバーにレビューをしてもらうため『伝える』。

聞く、伝える、といった基本的なコミュニケーション能力です。実はこれが非常に奥が深くて、人は思っている以上に自分の思考を言葉にできていないし、相手も言葉から人の考えを理解できていないんです。

ちなみに、わたしはIT業界で10年以上働いているわけですが…

コミュニケーション能力低い人多し!コミュ障もいるよ!

もし、あなたがコミュニケーション能力に自信がなかったとしても大丈夫です。十分働けますので安心してください。

ただし、不利であることは間違いない、というか、コミュニケーション能力は高ければ高いほど有利です。まぁこれはどこの会社でも同じことが言えますね。

SEというのは新卒・若手~中堅まではプログラミングといった直接ソフトウェアを開発する業務がメインです。ですが、中堅以上になるとプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャという管理職にシフトしていきます。こういった役職になるとコミュニケーション能力が必要になってきます。

割合にすれば80%ぐらいでしょうか。SEをやる人のほとんどがプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャを目指していきます。コミュニケーション能力がなく技術一筋で行くという人は最初からこういったキャリアパスが閉ざされていると思っておいたほうが良いです。

ですが、SEはプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャになることだけがすべてではないということも覚えておいて欲しいのです。

よく、SEにはコミュニケーション能力が必要だなんて言われますが、コミュニケーション能力は低い人なんて山ほどいるっていうか低い人のほうが多いのが事実です。

SEって一生をパソコンと向き合って過ごしてきた人が多いのでそういう傾向ありますよ…。

でもIT業界って慢性的な人材不足で、コミュニケーション能力がない人はソフトウェア開発オンリーだったり、開発のスペシャリストになっていくんです。

35歳で定年というのは都市伝説なので気にしないでおきましょう。

3.スキル習得に貪欲で新しいことを取り入れるのに抵抗がない

IT業界というかコンピュータの世界は日進月歩です。技術は日々進化していきます。

どんどん新しいことが出てくるのですが、スキル習得に貪欲な人はSEに向いていると言えます。

SEは時と場合によってはオフの時間を使ってでも仕事に対しての勉強をしなければならない時があります

  • 仕事で役立つ開発・プロジェクト管理の勉強
  • 資格取得のための勉強
  • 会社で昇進をするための勉強

実はわたしもスキル習得には貪欲なほうだと思っています。IPA主催の情報処理の国家資格を複数所有していますからね。

10年間、IT業界で働いてみてわかったことは、IT業界というのは未成熟であるということです。

未成熟であるがゆえに、ソフトウェア開発手法がしっかり確立されていない。結果、バグだらけの製品が出来上がってしまうのです。

SEはバグといった問題を発生させないためにも、より良い手法を取り入れようと勉強しています。新しいことを学ぶ・取り入れるということに抵抗がない人はSEに向いていると言えます。

4.『No!』と言える日本人

SEはポジションにもよりますが、お客さんと接する機会が完全にゼロというわけではありません。

仕事をする上ではお客さんが常に上の立場にあります。無茶なことを言うお客さんはたくさんいます。

  • 突然!仕様を変更する!
  • 突然!納期を短くする!

たとえお客さんが上の立場にいたとしても、これはビジネスなので簡単に要求を飲んではいけないんです。

仕様を変更するなら追加費用が必要です。納期を短くするにしても、人を増やしたり残業・休日出勤で対応するのやっぱり追加費用が必要です。

ビジネスなのでお金が絶対に絡んできます。この時、しっかり『お金ください!』と言う必要があるのですが、どうしても立場が弱いと金をくれと言いづらかったりします。というか、お客さんも難癖つけて追加費用を払おうとしなかったりします。

SEがお客さんより立場が弱くとも、押し負けずにしっかり伝える勇気を持つ。これがSEに向いている人の条件です。

5.時間に厳しい

SEにとって一番大切なのは納期です。納期を守れない人はダメSEです。これはIT業界に限らずどこの会社も基本的には同じでしょう。

納期を守るとは、すなわち時間をしっかり管理する・できるということです。

SEの仕事というのはルーチンワークではなく、1日の仕事量が決まったものではありません。

たとえばヤ○ダ電機といった家電量販店。販売のお仕事をしている人であれば、1日の仕事が決まっています。

ですがSEの場合は、100の仕事を10日で終わらせる、というな形で仕事をしていきます。

1日で20進む日もあれば、調子が悪くて5しか進まない日もあるでしょう。

ソフトウェアという形のないものを作っていますので、作業の進捗が見えにくいという問題があります。

そんな中、作業の遅れをどう取り戻すのか?取り戻せるのか取り戻せないのか?

100の仕事を10日で終わらせなければならないのであれば、1日あたり10は最低でも進めなければなりません。もし1日で10未満しか仕事が進められなかったのであれば、その時点で問題であると判断し、厳しく対処できる人がSEには適しています。

ダメなケースは、

…今日は調子出なくて5しか作業進まなかったな。まぁ明日15できれば取り戻せるだろ。

とかいう考えを持った人。こういうのはたいてい日程がずるずると遅延していきますね…。自戒の意味を込めて…。

6.体調管理ができる

SEになにげに大切なの体調管理です。なぜSEには体調管理が必要なのか?

SEってパソコンに向かっている時間も長く、不健康そうな人がたくさんいます。

上述したように、SEというのは1日あたりで決まった仕事があるわけではありません。仕事の進み具合によっては突然残業や休日出勤が必要になったりします。要は、仕事のリズムが不規則である、ということです。

ちゃんと計画していても突然バグとか見つかったりしますからね。そういうときも残業・休日出勤することがあります。

こういった不規則なリズムで仕事をしていると体調を崩しやすいです。日程の細かい変動にも動じないような強い体が必要になります。

食事やスポーツで強い身体を作るなど、体調管理・自己管理ができていないとSEは務まりません。

また、さらにいうとSEは…うつ病といった精神疾患を患う人も多いです。身体だけではなく、精神面でも自分をいたわってあげなければいけません。

誤解されがちなこと

よく、下記のことができなければSEは務まらない、向いていないのでは?と思われますが、少しだけ誤解です。

1.プログラミングは入社前に習得していないとダメ?

SEはプログラミングというスキルを使ってソフトウェア製品を開発していきます。

当然プログラミングができなきゃ仕事にならないんだよね?と思いますよね。

わたしの経験上、IT企業に入社する前、SEになる前にプログラミングができなければダメ、なんていうことはありません。

  • プログラミングは2週間もあれば基礎を習得できる。
  • 基礎を習得することができればあとはすべて調べながら、応用していくことで仕事できる。
  • 逆に言うと、大学や専門学校で習得したプログラミングスキルは実務レベルには満たないことが多い。

たとえば、大学は文系でプログラミングやコンピュータと無縁だった人でも、SEになれます。企業側としてもプログラミング習得にはそこまで時間がかからないと思っているし、情報処理を専攻していた学生だって即戦略だなんて思うことはありません。

逆に言うと、まだ誰にも手をつけられていない真っ白な新卒・新入社員のほうが、会社色に染めやすいんです。

むしろ、業務を通して培ったプログラミングスキルこそが『活きたプログラミングスキル』であり、独学で学んだ机の上だけでのプログラミングスキルなんてほとんど価値がないです。

…プログラミングできるっていうだけで自分のことを特別な人材と思う人、多いです。ゆえに変なプライド持ったりしてて扱いにくいんですよね。なら従順な新卒のほうがわたしは好印象です。でも仕事もできないのに横柄な新人はNGです。

2.パソコン苦手だけど研修で教えてもらえるんだよね?

プログラミングができなかったとしても、パソコンはある程度使えていないとだめです。

どれくらい使えていないとダメかと言うと、エクセルやワード、Office製品の基礎はわかっているぐらいじゃないといけません。

あとはタイピング。パソコンの画面を見ながら文字が打てるぐらいでなければなりません。

こういったことは研修ではほとんど教えてくれないです。親切な企業であればタイピングから教えてくれるかもしれませんが。

パソコンが全くダメです!

と言い切れるような方だと、SEになっても辛いだけかもしれませんね。

  • わからないことはまずGoogleを使って調べる!
  • それでもわからないなら、恥ずかしがらずに人に聞く!
  • 調べてわかることか、聞かなければわからないことか、その判断を迅速する!

これが大切です。

今の時代はパソコン1台で仕事ができる時代です。最低限のことはできるぐらいにはなっておきましょう。

3.理系文系は関係ある?

SEという仕事についてはたびたび理系・文系、どっちがいいかという話がされています。

断言させてもらいますが、SEは理系の人のほうが圧倒的に有利です。

上述しましたように、SEには論理的思考が求められます。論理的思考とはなにかといえば、数学の証明問題が得意かどうかといったところが適正を判断する代表的な例の1つです。

理系出身のほうが数学が得意である傾向が強いです。よって、証明問題だって得意である可能性も高いです。

逆に文系出身の人には数学が苦手という人もいるかもしれません。証明問題なんてキライだ…なんて人もいるでしょう。

理系と文系を比較すると、企業は理系出身の人を採用したほうが適切ある人を採用できる割合・可能性が高いんです。ゆえに、理系文系は関係あるし、理系のほうが有利なんです。

とはいえ、IT業界は慢性的な人手不足なので、文系の人でもバンバン採用されているのは事実です。内定はもらえるけど、その後続けていけるかどうかという問題もありますので、慎重に判断しましょう。

4.男性・女性、性別は関係ある?

あまり触れている人はいないのですが、SEには性別で向き不向きがあるとわたしは感じています。

これもまた論理思考のお話につながってくるのですが…。

  • 男性は一点集中に向いている
  • 女性は並行作業に向いている

こんな特徴があります。

SEの仕事は並行作業よりは一点集中作業のほうが向いています。なぜなら、ソフトウェア開発というのはチームメンバーの長所をかけあわせてこなす、『ドラクエ』のようなものだからです。戦士4人パーティじゃ魔王は倒せませんよね?

わたしの経験上、女性がSEになるという人は少なかったですし、女性SEでずっと開発にいるという人もごくわずかしかいませんでした。

  • 仕事についていけず転職してしまう。
  • 仕事についていけず開発しないプロジェクト、部署へ異動する。

わたしの会社には女性社員が1割り程度しかいませんが、開発者として残っているのはその中でもさらに1割り程度といったところです。

男性と女性で脳の作りが違う。これが性別によるSEの向き・不向きの違いであるとわたしは考えています。

ただし、女性のSEでもしっかり開発者としてやっている人がいるのも事実です。また、最近は女性の社会進出ということで、女性管理職の誕生もちょいちょいあります。全く希望がないというわけではないということは覚えておいてください。

まとめ

SEに向いている人の特徴は下記の通りです。

  • 論理思考が得意である
  • コミュニケーション能力が高い
  • スキル習得に貪欲で新しいことを取り入れるのに抵抗がない
  • しっかり『No!』と言える
  • 時間に厳しい
  • 体調管理ができる

ちなみに、SEになるためにはこれが必要なんでしょ?と誤解されがちなことは下記です。

  • プログラミングはできなくても大丈夫。業務を通して習得可能。
  • パソコン苦手はさすがにSEやめておけ。
  • SEになるのに理系・文系は関係ある。
  • さらにいうと男性・女性も関係ある。

いかがだったでしょうか。あなたはSEの適正、ありそうでしたか?

かならずしもこれだけがすべてとは言いませんが、あきらかに適正がなさそうだな、と思ったのであればIT業界への就職・転職はやめたほうがいいかもしれません。きっと、ただ苦しいだけの未来が待っています。

逆に適正がありそうだと思ったり、適正がないかもしれない…でもやってみたい!と思うのであればIT業界はあなたを歓迎します。

大変なことも多いのですが、ITスキルは汎用性が高く一生モノですし、仕事がたくさんあるので食いっぱぐれる心配がありません。家庭持ちのわたしも仕事がなくなることはない、という安心感を持って生活できています。興味があればぜひ、IT業界の門を叩いてください。

エンジニアに向いてないと思ったら…

エンジニアはセンス、適正が必要な職業です。プログラミングがわからない、10年続けても習得できないという人もたくさんいます。SE向いてない、辞めたいと思ったら読んでみてください。

もしあなたがエンジニアを続けて行っても良いものかどうか、悩んでいることがありましたら現役10年目SEの私が相談に乗ります。お気軽にお問い合わせください。

  • この記事を書いた人
sakamoto

sakamoto

10年以上SEを続けている現役のSE。3年は続けろという言葉を信じた結果、3年後にはSEを辞められなくなり、スキルさえ上がればと思い10年続けるもセンスが無く中途半端に仕事ができるばかり。日々、バグを出しながらメンタルをすり減らしながらSE続けてます。

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