10年SEやってみたけど転職しておけば良かったと後悔している。SE辞めたい!異業種・異業界に転職したい!新人・若手に伝えたいこと

SEを10年続けてみた結果!転職したくてもできなくなった…

SE辞めるか辞めないか、どっちだろう?

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SEは辞めないほうが良い?異業種・異業界に転職すると失敗する3つの理由

投稿日:2018年6月17日 更新日:

SEの人でSEを辞めたいと一度も考えたことがないという人はいないと思います。

しかし、SEを辞めるといっても、完全にコンピュータの世界から足を洗って異業種・異業界で働くのか、『今の会社でSEを辞める』のか、進む道はいろいろあります。

SE辞めたい…と思っても、少しだけ踏みとどまってほしい、というのがわたしの経験から言えることです。なぜなら、SEが異業種・異業界に転職した結果、失敗してきた人をそれなりの数見てきたからです。

なんらかの理由でSEを辞めたいと思った時に、辞めないほうが良い理由と、ベストな改善策について書かせていただきます。

SEが異業種・異業界に転職すると失敗する理由

1.ITスキルは一般企業ではほとんど通用しない

SEはコンピュータに精通した人材、スペシャリストです。

一般的な企業にはエクセルやワードといったOfficeすらまともに扱えない。むしろパソコンすらまともに扱えないという人も多いです。

SEであればエクセルやワードなんて普段の仕事のおまけで習得できるスキルだったりするし、パソコンなんて自分の手足のように自由自在に扱えるでしょう。

これだけのことができるのだから、一般企業に転職すれば大活躍間違いない!

と思ってしまうのではないでしょうか。ちなみにわたしはそう思っていました。パソコンに疎い人たちの中に混ざって俺TUEEE!という感じで無双したい。

しかし、SEをやっている友人で何人かがSEから足を洗って一般企業に転職した人がいるのですが、揃って言うことが、

  • SEをやって培ったITスキルは一般企業じゃほとんど通用しない。
  • そもそもパソコン使わない業務がたくさんある。

ということ。

いくらパソコンが普及していても、一般企業はそもそもパソコンの重要性が浸透していないところも多いんです。

パソコンがあっても、数人で1台を使っていたり、10年前のパソコンだったりするってこともあります。パソコン・コンピュータへの設備投資の大切さがわかっていないのです。

紙媒体でやり取りする事務作業もたくさんあり、いくらSEがプログラミングで仕事を自動化できる力があっても、そもそも不可能な環境だったりするってことです。

SEが異業種・異業界に転職する時には、ITスキルは一般企業じゃほとんど通用しない、という認識は持っておくべきです。

2.社会人の経験そこそこなのに未経験としての採用

SEはITスキルには自信のある人は多いかもしれませんが、そのスキルは一般企業ではほとんど通用しないかもしれない、ということは上述したとおり。

じゃあいったい何ができるの?っていうと…

…プログラミングしないSEはただの『人』

そう、何もできないんです。

何もできないのに社会人としては3年目とか。普通、社会人3年目となれば一人前になりつつある年齢。それなのに仕事は未経験で力量的には新卒の新入社員と同レベル。お給料もリセットです。

わたしの体感としましては、未経験としての転職が許されるのは新卒~3年未満です。これ以上はもう異業種・異業界への転職は不可能ではないけどおすすめはしません。

SEを辞めたいとか辞めないほうが良いとか考える人は、きっとなんらかの理由で仕事がうまくいっていないからでしょう。SEを辞めてIT業界から抜け出したい、逃げたいという気持ち、わたしにはよくわかります。

ですが、異業種・異業界に行くともっと仕事についていけなかったりして、余計に辛い想い、地獄を見る可能性が高いです。

SEを辞めたい!抜け出したい!と思うなら、新卒で入社してから3年以内に。それ以上ならばIT業界内(おすすめは社内SE)で転職するようにしましょう。

3.仕事ができない人は人として扱われず人間関係が悪くなる

SEが異業種・異業界に転職すると、今までのスキルが通用しないことも多いです。仕事をするにしても未経験からのスタートで、中途採用なのに即戦力とはなりえません。

これは転職に限らず、プロジェクト異動、部署異動も同じことが言えますが…

  • 仕事ができないヤツは人として扱われない

おそらくこういった経験は誰もがしたことがあるのではないでしょうか?あなた自身が体験していなくとも、あなたの身近できっとあったはず。

なんでアイツは仕事できねーんだよ!
アイツは仕事できないダメなやつだなー

ちょいちょい、仕事できない人の陰口を言う人を見かけます。人の印象って最初の3ヶ月程度で決まってしまう事が多いのですが、一度『ダメなやつ』と思われると、名誉挽回・汚名返上するのはむずかしいです。

  • まともな仕事を割り当ててもらえなくなる
  • 仕事をうまくこなしていても悪く扱われる

チャンスもない、うまくやっても正当に評価されない。負のスパイラルにハマっていきます。

こうなってしまうと、もう何をやってもダメ!まともに評価されるようになるにはかなり時間が必要になります。それだけ信頼って大切なんですよね。

職場でまともに人として扱われず、SEを辞めたいと思う。職場にキライな人も出てくるでしょう。

仕事ができないと人にまともに扱ってもらえない。人間関係ですらボロボロになっていくんです。そしてSEの異業種・異業界は未経験からのスタートですので、『仕事できないやつ』になる可能性は高めです。

SE辞めたいけど辞めないほうが良い…じゃあどうすればいいのか!?

上述しましたように、SEの異業種・異業界への転職はIT業界内での転職よりはリスクが高いと言わざるを得ません。

SEを辞めたい、IT業界から抜け出したいという気持ちはよくわかりますが、できるだけ低リスクで現状を改善できる方法を考えてみましょう。SEを辞めたいという理由別に書いてみます。

ソフトウェア開発が辛いなら…

SEを辞めたくなる理由の1つはソフトウェア開発が辛いから、というのがあるはずです。

ソフトウェア開発は、

  • バグの発生による日程遅延。納期を守れない恐怖。
  • バグ修正という突発作業で発生する不定期な残業・休日出勤。
  • バグで人に迷惑をかけてしまう。重い責任・ストレスを感じる。
  • バグを埋め込んだ自分の不甲斐なさに自信を無くす。
  • そんな諸悪の根源であるバグが発生しやすいのがソフトウェア開発。

ざっくり上記のような理由がある、というか、SEをやっていくうちに体験するはずです。

こういうのを体験するとSE辞めたい、IT業界抜けたいと思います。ですが、よく原因を分析してみてください。SE、IT業界が悪いのではなく、バグの発生など、ソフトウェア開発による問題だったりします。

何が言いたいかと言うと、ソフトウェア開発をしないSEになればいいだけの話です。ソフトウェア開発をしないSEには下記があります。

  • 社内SE
  • テストエンジニア

完全にゼロというわけではありませんが、世に出す製品を直接作り込む、開発するわけではないのでストレスは軽減する可能性が高いです。

実際に、わたしの友人でも社内SEになった人が何人かいますが、一切ソフトウェア開発をしていません。開発はすべて外注に依頼するとのことです。

SIerで下請け・請負業務が嫌なら…

仕事をうまくこなしているSEだって辞めたくなる時があります。IT業界は多重請負や派遣など、腐った体質をしていますからね。

SEというかIT業界はSIerばかりで奴隷のように扱われるから辞めたいと思う人もいるでしょう。

IT業界のうち6割くらいはSIer企業でしょう。SIerは仕事を請け負ったり、人材を派遣させて生きている企業です。

SIerにおける人材というのは、人ではなく、労働力を提供する商品でしかないんです。

わたしも以前はSIerに勤めており、客先常駐の派遣SEとしていろんな企業を転々としていました。

感想としましては、いつ仕事がなくなるかわからない不安があります。会社も人の貸出ビジネスなので利益率も悪い。会社の業績はあまりよくありませんでした。

ボーナスはカットされるし、残業代も出ないことがありました。収入も不安定です。

わたしの経験から言えることは、SIerは大手SIer以外は勤めないほうがいいってことです。しかし、見抜くのがなかなか困難ですので、

  • web系
  • 組み込み系

といった企業に転職するのがおすすめです。上記のような会社は高い確率で自社製品・自社サービスを持っています。つまり、派遣することもないし、下請けでもない可能性が高いということです。企業のwebサイトを確認し、自社製品・自社サービスがあるか確認しましょう。

まとめ

  • SEが異業種・異業界へ転職すると失敗率高め。
  • ITスキルが一般企業では通用しないことが多い。
  • 未経験採用として再スタートで周りとの差を感じる。
  • 仕事ができないと人間関係も悪くなる。
  • 気持ちはわかるけどSE辞めたくても辞めないほうが良い。
  • ソフト開発が辛いなら社内SEへ転職。
  • 下請けSIerで将来が不安なら下請けや派遣のない自社製品・自社サービスのある会社へ転職。

ちなみにわたしは下流のSIerで数年、客先常駐の派遣SEをやったあと、自社製品・自社サービスのある『組み込み系』に転職しています。年収が400万円程度と少なかったのですが、今ではプロジェクトリーダーなんかもやっていて年収は600万円にまで上がりました。大変な面もありますけど、それなりに満足はしています。

バグ発生の辛さは昔も今もずっとありますが、『物を作る』ということにはやりがいを感じますのでわたしはソフトウェア開発を続けています。

SE辞めたいと思っても、良い面もありますので、できればわたしは会社を辞めてもIT業界には留まることをおすすめしたいです。

  • この記事を書いた人
sakamoto

sakamoto

10年以上SEを続けている現役のSE。3年は続けろという言葉を信じた結果、3年後にはSEを辞められなくなり、スキルさえ上がればと思い10年続けるもセンスが無く中途半端に仕事ができるばかり。日々、バグを出しながらメンタルをすり減らしながらSE続けてます。

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