新卒1年目で会社を辞めるって印象は良く無いですよね。
わたしはSEをやっており、新卒1年目のころには何人か辞めていった人を見てきました。
きっと今この瞬間、

と思っている方も多いでしょう。
じゃあ実際に辞めたらどうなるんだろうか?その行く末が気になる人も多いと思いますので、今回は実際に新卒1年目で会社を辞めていった友人の話をします。

SEを新卒1年目で辞めて感じたデメリット
1.会社をすぐ辞めた根性なしと後ろ指さされる
わたしの友人は会社の同期だったのですが、SEというインテリ?でインドア?なお仕事の環境ではとても浮いた存在でした。
例えるなら、オタクグループの中にイケメンが1人混ざってるっていうぐらい浮いてました。
入社してはじめて見た瞬間、

って思ったぐらいです。そして実際に1年以内に辞めていきました。
誰がどう見ても辞めるだろって思っていても、実際に辞めるとなると周りからは陰口とまではいかあくても悪く言う人は多かったです。
- 少なくとも3年は続けてみろよ
- 根性ないな、それじゃどこいっても同じだぞ?
- ここで辞めたらずっとどん底だぞ!
などなど。わたし個人としては3年続けるより適正無いと思ったらスパっと転職をしてしまったほうがメリットが大きいとは思いますが、世間一般の認識は1年目で転職というのは印象が悪いんです。
このような言葉を彼は実際にかけられていましたので、精神的には辛いものはあったと思います。
2.親に大学まで通わせたのに…と言われる
彼は大学で情報処理を専攻しており、SEとして会社に入りました。つまり、SEをやるために多くのお金がかかっているということです。
それなのにSEを辞めてしまう…。学費を払ってきた親からすれば、

という気持ちでしょう。
彼も内心は辛かったのだと思います。きっと、仕事を続けるべきか、転職してここまでにかけてきたお金をドブに捨てるか葛藤があったはずです。
わたしもそういった背景事情は知っていたのですが、彼には転職することを勧めました。その理由としては、
- 完全にSEに向いてないってぐらい浮いてる。
- 適正がなさそうなので3年続けて改善するとは思えない。
- 辛いと思うことを続ける人生は不幸。
たとえ親に反対されても、お金が無駄になったとしても、自分の好きなように生きるのが人生ではないでしょうか。
わたしは仕事のできるSEではありません。毎日死ぬほど悩みながらギリギリのラインで仕事をしています。10年目SEとなりましたが生まれ変わったらSEはやってないかもしれません。
一度きりの人生、もっと自分に素直に、自分を優先しても良いとわたしは思います。
3.めっちゃ不安になる…
わたしの友人は会社を辞めた後に転職活動をはじめました。なので、一時的に収入が途絶える期間がありとても不安があったようです。
彼は実家が良いでしたので、本当はお金の心配はありませんでした。ただ、周りの人たちが普通に働いて普通にお金を稼いでるのを見て焦っていたようです。

まぁわたしの同期ですので、入った会社は下流のSIerで派遣のSEです。もともと大した仕事をしてはいないのですが、周りの友人と比較すると劣っていると感じていたのでしょう。
劣等感を感じるとこからの無職。さらなる劣等感が彼を襲い不安が強まっていったのだと思います。
4.友人・恋人に心配される
新卒1年目で転職というのは印象の良いものではなく心無い言葉をぶつけられることもあるでしょう。その反面、心配してくれる友人・恋人もいます。
わたしの友人には当日付き合っていた彼女がいたのですが、とても心配されていたようです。

きっとそんなことを悩んだことでしょう。もしかすると…場合によっては恋人に別れを切り出されてしまうかもしれませんね。
新卒1年目といえば年齢にして23歳です。女性は早い人だと結婚も考える年齢です。付き合っている男性が無職だとすれば不安になっても仕方のないことでしょう。

まとめ
- 新卒1年目で転職は印象が悪いのは間違いない
- 時には人から悪く言われることもある。
- その会社に入るため、たくさんの学費という投資をドブに捨てることになるかもしれない。
- 不安もいっぱいあるし、周りからも心配される。
新卒1年目の転職は不安でいっぱいでしょう。わたしが見てきた人も不安を抱えない人はいませんでした。
ですが、新卒1年目で転職を決意するというのは自分なりの考えをしっかり持っている人であるとも感じています。
わたしが見てきた限りでは、『仕事したくない』、『楽な仕事したい』というようなネガティブな退職理由の人はいませんでした。
新卒1年目で転職をするというデメリットより、ミスマッチしている仕事を続けていくことによる人生の損失のほうが重たいと判断した人ばかりでした。
新卒1年目の転職は賛否両論ありますが、わたし個人としましてはアリだと判断しています。