きっとどこの会社にも必ず何人かはいるでしょう。部署やプロジェクトをたらい回しにされている人。それはもしかしたらこの記事を読んでいるあなたなのかもしれません…。
とても厳しい言い方をしてしまいますが…部署・プロジェクトをたらい回しにされているSEというのは…ざんねんながら仕事ができないSEです。
仕事ができないとなぜたらい回しにされてしまうのか?

部署・プロジェクトを転々とさせられるSEの真実
なぜ仕事ができないとプロジェクトをたらい回しにされる?
仕事ができないと部署やプロジェクトをたらい回しにされてしまいます。
なぜなら、



といった具合で、仕事ができないSEというのはこなせる仕事を見つけるためにいろんな部署・プロジェクトをたらい回しにされてしまいます。
わたしの同期の話なのですが、SE歴10年以上あるわけですが未だにプロジェクトをたらい回しにされています。

って思います。
またまた厳しい言い方をしますが…プロジェクトをたらい回しにされるということは『仕事ができないやつ』として認定されていると言ってしまって良いでしょう。
SEをはじめてから3年以内に自分のポジションを獲得できなかったSEは転職を考えたほうが良いです。IT業界内で仕事の難易度を下げる転職か、異業種・異業界への転職も3年ならまだ間に合うでしょう。
たらい回しにされることによる不都合
一度たらい回しにされる始めると、もうずっとたらい回しされ続けます。わたしの同期が典型的なパターンです。
- 仕事ができない
- プロジェクト異動する
- また勉強やり直し
- ある程度の年齢があると即戦力を期待される
- すぐに戦力にはなれず、仕事ができない
- プロジェクト異動する
このループです。負のスパイラルにハマってしまって抜け出せないんです。
どこか1箇所でいい。もう少し長く使ってくれれば…!わたしが思うに、本当は仕事が特別できないわけではないのです。最初に一度でも仕事ができないやつと認識されると、それを払拭するのは本当にむずかしいことなんです。挽回するチャンスが与えられないんです。
実はわたしもたらい回しにされていた期間があります。どこへ行ってもテスターしかできなかったですし、テスターしかしていないからプログラミングは一切できません。
わたしが負のスパイラルから抜け出せたのは運もありました。たまたまプロジェクトにプログラマとしての枠が空いていたのです。そこにすっぽりハマった感じで、以後プログラマ・SEとしての人生が始まりました。
運もありましたが、『備え』もありました。いつプログラミングの仕事がきても満足にこなせるよう勉強はしていましたので。
ここで伝えたいことは、最低限勉強はして備えておくとしても、たらい回しにされる可能性は誰にでもあるし一度ハマると簡単には抜け出せないってことです。
いったいどうすればいいのか?
部署・プロジェクトのたらい回しから抜け出すにはいったいどうすればいいのか?
- 運
- 転職
この負のスパイラルは本当に厄介です。なんせ社内全体に『仕事できないやつ』という認識が植え付けられていますので。
こうなってしまうとリセットするしか方法はないです。あとは運に任せる。
ですが、もちろんしっかり備えはしておく必要はあります。わたしの場合は基本情報処理技術者・応用情報処理技術者を取得していました。ゆえに、ちゃんとした仕事さえ回ってくれば挽回できるという確信がありました。
やればできるはずのなのに、1つの場所に長くとどまらせてくれない。厄介です。
もちろん、本当に仕事ができなくてたらい回しにされるというパターンも当然あります。なのに、環境のせいにしてしまうのは間違いです。

まとめ
- プロジェクトをたらい回しにされるSEは仕事ができないSE
- 知識・技術を蓄えても挽回するチャンスすら回ってこなくなる
- 一度負のスパイラルにハマると抜け出すのは困難。
- 10年以上抜けられないSEもいる。
- 抜けるには運か転職しかない。
この『たらい回し』問題はわたしがSEをやっている上で一番やっかいな問題であると思っています。常に一定数はたらい回しにされるSEがいるのですが、哀れみ・同情の感情が湧いてきません。
先輩SEとの会話の中にも、

というのが出てきたりします。たらい回しされるSEってのはそうやって陰口まで言われるものなんです。…かつてわたしもそう言われていたのかと思うと辛い。
わたしの同期はもう35歳を超えていますので転職はむずかしいです。転職は30歳を超えるとむずかしくなりますので、見切りは早めにつけましょう。