突然ですが、あなたがSEを志した理由はなんですか?
- SEという肩書がインテリっぽくてあこがれた
- SEは人手不足なので仕事に困らない
- 周りの人がSEやってる
そんな理由でSEという職業を選んだ人もいるでしょう。このパターンはそもそもITに興味がないという人も含まれています。
ITに興味が持てないSEというのは将来的にSEを続けていくことがむずかしい人が多いです。
ではいったいどうすればいいのか?みんなどうしたのか?ということを書いてみます。

SEやってるけどITに興味がない人
ITに興味がない人はSE続かない
わたしは10年以上SEをやっていますが、毎年一定数ITに興味がないという人がSEを志望します。
まぁ新卒の就職活動なんてそんなものですよね。右も左もわからない状態で数えきれないほどある企業・業界から選ぶわけですから、間違ってしまっても仕方がない。
特に、今は安定指向の人が多いように思います。子供のなりたい職業に公務員がありますし。公務員ならなんでもいいんかい!って感じですが。
安定を求めた結果SEを志望するというのもあるでしょう。SEはどこの会社でも人材不足ですからね。引く手あまたであり、わたしが就職活動していた時も10社中9社最終面接まで行きましたし。
しかし、SEになることは簡単なのですが続けていくというのはむずかしいことです。その理由は仕事内容がむずかしいからです。
- プログラミングがわからない
- コンピュータがわからない

世の中にはパソコンすら満足にあつかえない人がたくさんいます。そんな中でコンピュータを自分の手足のように自由自在に使わなければならない。難易度が高くて当然です。
ITに興味がないという人はモチベーションを上げることができず、早い段階でSEを辞めて異業種・異業界へ転職していく傾向が強いです。
パソコンが満足に扱えない
ITに興味がないという人はそもそもパソコンを満足に扱えないという人もいます。
- ワード
- エクセル
- パワーポイント
こういったOffice製品すら満足に扱えなかったりします。
SEの仕事は基本的にプログラミングですが、資料を作成する機会は多く、Officeをある程度は扱えなければなりません。
ITに興味がない人はワード・エクセル・パワーポイントすら習得できなかったりします。そもそもやる気が感じられないという、コンピュータに対して知識を深めていこうという意欲が感じられないのです。

勉強しようとしない
IT興味がないと勉強しようとすら考えないのでしょう。
SEは少なからず勉強が必要な職業です。どんな職業でも同じですが、SEの場合は勉強する内容が複雑です。
わたしはIPAが主催する基本情報処理技術者・応用情報処理技術者の勉強を推奨していますが、ITに興味がなければまずこういった資格取得に向けた勉強というのはしないでしょう。
ですが、勉強しようとしないのが怠慢なわけではありません。ITに興味がないから勉強しないだけなんです。
興味のあることならば勉強する、という人は多く、転職した先でたくさん勉強をして昇格したという人はいます。

興味が他にあるなら早めに転職したほうが良い
上述したように、ITに興味がなくて勉強しないというのは別に怠け者だというわけではないんです。
人は興味の持てることじゃないとなかなかがんばれないものなんです。
わたしは客先常駐のSEとして色んな会社に派遣されてきましたが、やはり興味が持てない業務内容だとスキル習得・勉強ははかどりませんでした。データベースとかが苦手だったのですが、今でもできることなら避けたいですね。
わたしの同期にもITに全く興味がないのにSEになった人がいました。結果的に1年も経たずにSEを辞めて転職していったのですが、これは正解だったと思います。
その後、自動車関係の仕事に就きましたが、とても輝いてみえました。
彼は車にもすごくお金をかけているタイプでしたので、自動車関係の仕事は向いていたようです。仕事だとしても営業に関する勉強をしたりと相当努力していました。

要は、無理しなければ努力できない仕事よりも、自然に努力できるような仕事じゃなければ続かないということなんです。

まとめ
- 興味がなければ続かない
- パソコンすら満足に扱えない
- 勉強しようとすらしない
- 他のことに興味がある
わたし個人としましては、ITに全く興味がないという人はできるだけ早い段階で転職を検討したほうが良いと考えています。
- 仕事がわからない
- 人間関係がうまくいかない
こういった理由であればプロジェクト異動・部署異動で解決する可能性はありますが、『ITに興味がない』というのは一番重症で、転職以外に選択肢はないでしょう。
10年SEやってわかった。SEはやればやるほど嫌なこと乗り越えなければならなくなってきます。そんなわたしを支えてくれている要因の一つは『ITが好きだ』という気持ちです。
ITに興味がない人は将来的に精神的な支えがないわけですし、興味がないことに一生を捧げることほど人生つまらないものはないでしょう。