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SEを10年続けてみた結果!転職したくてもできなくなった…

ブラック企業に入ってしまった!

SE悩みあるある

SEの仕事はブラックなのか?6つの疑問と現役SEが語る真実

投稿日:2018年6月17日 更新日:

  • SEの仕事は残業が多い。
  • 休日出勤が多い。
  • 徹夜したりもする。

SEの仕事はブラックである。そう思われている人が多いです。

わたしがIT業界に入ったのはかれこれ10年ほど前の話になりますが、その頃ですらIT業界はブラック企業ばかり、なんて話でもちきりでした。

おそらく、これからIT業界で働いてみたいと思っている方は、ブラックな仕事内容ではないだろうかと不安に思うことでしょう。

わたしは過去にSIerに勤めた経験があり、客先常駐のSEとして数多くの会社に派遣されてきました。IT企業だけはたくさん見てきています。

今回は、IT業界一筋、10年戦士のわたしがSEの仕事内容がブラックなのか、その真実を書かせていただきます。

IT企業はブラック企業が多い?

1.残業が多すぎるは本当?

これは本当でもありウソでもあります。

残業が多いSEと少ないSEには2パターンあります。

  • 本当に仕事が多すぎて残業しなければならない。
  • 能力が低くて仕事をこなせず、残業が必要になる。

わたしの知る限り、本当の本当に仕事ができるSEは残業なんてほとんどしていません。むしろフレックス退社しまくりで1ヶ月あたりの手取りが20万円切っている人がいます。

仕事ができるのに給料低いってどういうことだ…。

なぜ仕事のできるSEは残業しないのか?その理由は下記です。

  • SEは基本的にお客さんの問題を解決するソフトウェアを作る。
  • 最初に作業規模を明確にして日程を立て、その分だけのお金をもらう。
  • 日程通りに進めて、不具合がなければ残業なんてする必要が全くない。

多くのSEが適切な日程計画ができない・計画した日程を守っていけないから残業してしまうんです。どうがんばってもバグ出ますからね。でも本当に優秀な人は不思議なくらいバグ出さないんですよ。

バグを出す人が無能なわけではありません。ソフトウェア開発にバグはつきものです。なので、日程通りに行かない人のほうが多いし、残業が増えてしまうのがSEなんです。

ただし、仕事が本当によくできる人でも、純粋に仕事量が多ければ残業します。

  • お客さんの要望に『どうしても来月までに欲しい!』と言われる。
  • その場合は負荷を上げて(残業して)対応するしかない。

まとめますと、SE = 残業が多い、というのは誤解だということです。日程を守り、バグさえ出なければ毎日定時退社できるんです。(日程を守れない人が多いだけの話)

2.休日出勤が多いって本当?

上述したように、SEの仕事は基本的には日程通りに作業を進めて不具合さえ出なければ残業も休日出勤も必要ありません。

ですが、どうしても出てきしまうのが不具合・バグです。

SEはある程度バグが発生するということを見越して計画を立てます。本当は10日で終わる作業を15日と計画して、お客さんからお金をもらいます。日程に5日の『マージン』をもたせるわけです。

ですが、5日のマージンですらほとんどの人が使い切ってしまうんです。しかも5日のマージンでは足りないことが多いという。

マージンを使い切ってしまうと日程がずるずると遅延していくわけですが、たいていの場合は残業でカバーしていきます。

しかし、場合によっては残業だけでは足りないことがあるんです。こうなると、納期を死守するためには休日も働くしかない…。

SEにとって納期というのは、製品の品質や自社の利益よりも大切なことなんです。赤字になってでも守らなければなりません!

納期寸前まで日程通りに進んで定時退社していても、

納品直前でバグが出た!明日は休み!?

こんな余裕があっても、突然休日出勤が必要になります。

休日出勤は多くはないけど、どうしても必要になる時がある。これはSEの宿命です。

しかし、慢性的に休日出勤することはないと考えておいて良いでしょう。もし慢性的に休日出勤が必要になる会社があれば、即刻辞めたほうがいいし、開発プロセスに問題があるとしか思えません。

3.サービス残業が多いって本当?

これは本当に誤解している人が多いのですが、今どきのIT業界、IT企業でサービス残業させている会社なんて本当に少ないです。

わたしは昔、下流の中の下流、孫受け・ひ孫受けの弱小零細SIerにいたのでサービス残業がありましたが…。おまけにボーナスカットも…。

最近は、

  • コンプライアンス
  • 労働基準法
  • 過労死
  • 働き方改革

などなど、いろんな不祥事・問題により、労働環境は改善されてきています。

企業は社員にサービス残業をさせて得る利益よりも、違法行為がバレて会社が信用を失い、経営が傾くリスク・不利益のほうが大きいんです。

未だにIT業界の転職系webサイトではサービス残業の話がされていますが、ある程度の規模、中小サイズのIT企業ならサービス残業はないと思っていてよいでしょう。

4.徹夜するって本当?

わたしは10年間SEをやっていますが、徹夜をしたことは今までに一度もありません。

徹夜は残業・休日出勤より圧倒的に少ないです。徹夜しなければならない状況まで追い込まれるということがないんです。

徹夜が必要な場面を想像してみてください。

明日の朝一番に納品しなければならない。

こんなところでしょう。そもそも、なぜそんな状況にまでなってしまったのでしょうか?数日前、数週間前からそうなるかもしれないってことはわかっていたはずです。

にもかかわらずそうなってしまったのは、やっぱり開発プロセス・やり方に問題があったからでしょう。

たしかに、先輩SEに聞くと、はるか昔は徹夜していた時期もあったと聞きます。ですが最近はIT業界も少しずつではあるものの成熟してきて開発プロセスも良くなってきました。コンプライアンス・労働基準法も厳しいです。

今どきのSEは徹夜はしない!徹夜する状況になる前に手を打っていることがほとんど!これが結論です。

5.うつ病になる人が多いって本当?

実はSEはうつ病になる人が本当に多いです。

いろいろ理由はあるのですが…

  • はじめからメンヘラ気質がある人が多い。
  • SEはたいていインドア派・陰キャラ。
  • ソフトウェア開発はプレッシャーが強い。

学生時代に、パソコンとかゲームが大好きなオタクグループとかいなかったでしょうか?

わたしもコンピュータに興味を持ったのはゲームが好きだったからです。昔からゲームが好きで、ゲームを作る仕事をしてみたいと思っていました。まぁ今は全く別のことしてますが。

コンピュータ好き・ゲーム好きはどちらかというとインドア派が多めでしたね。コンピュータもゲームもプログラミングを使って作られています。自然とインドア派がSEに集まってきます。

ゲームの世界にのめり込みすぎたせいなのか、精神的にもちょっとメンヘラ気質な人もいたりします。ハマりすぎると人と接する機会も少なくなりますしね。

そんな人が社会に出て、ソフトウェア開発という強いプレッシャーにさらされるわけです。ソフトウェア開発のプレッシャーとは、主に『バグ』です。

バグが出ると自分の不甲斐なさや、メンバーの日程を狂わせてしまったり、会社の信頼落としたり、とにかくヘコみます。これが続けば続くほど、やらかした事故がデカイほど、精神的に来るわけです。

わたしは精神疾患はないですけど、いつか精神壊れるのではないかという心配はあります。

そして、実際にうつ病になって休職・転職している人が多数います。割合で言えば、わたしの今の会社だと5%です。

個人的な感想ですが、うつ病はなるべくしてなる、というように思います。SEのプレッシャーに耐える自信がないようであれば転職を考えたほうが良いです。

6.離職率が高いって本当?

IT企業はブラックなので離職率が高いと思っている人が多いかもしれませんが、これも間違いです。

離職率の高いIT企業は一部のお話です。けっしてIT業界全体で離職率が高いわけではありません。

わたしが就職活動、転職活動をしていたとき、離職率の高い会社と低い会社で大きく分かれていました。

その違いは何かと言うと、

  • 下請けの下請けのSIerは離職率が高い
  • 自社製品・自社サービスを作っている会社は離職率が低い

ネット上ではSIerをボロクソに言うwebサイトが多いのですが、悔しいことにこれは事実です。なぜ悔しいかというと、ネット上のIT転職系webサイトってSEが作っていないですからね。でも正しいから悔しいんです。

SIerは基本的に仕事は請負です。どこかから仕事をもらってきています。一次請け、二次請けというような階層構造になっていて、下流に行けば行くほど利益は少なくなるし、複数の会社を経由している分だけ納期も短くなります。

わたしも下流のSIerにいたのでよくわかりますが、給料が低い・残業代が出ない・ボーナスカットと労働環境は劣悪でした。

会社の平均年齢も20歳台だったのですが、企業側がこんな魅力的な言葉で惑わします。

うちはITベンチャーだから若い人が多い
ITベンチャーは…当たるとデカイよ~!?

『ITベンチャー』、都合のいい言葉です。ITベンチャーと聞くと今は小さいけど急激に成長して初期メンバーになれればいずれは幹部…なんて夢が見えてきます。

弱小SIerはあの手この手で人材をかき集めます。そして集めた人材をボロ雑巾のように使い、企業間で流れるお金の中間マージンを搾取して生きて行く、『蛭』みたいな存在です。まさにIT業界のガンそのもの。

SIerに入ってしまったら転職すべきですし、入るべきではないです。

ただし…もしあなたが、

  • 文系出身のSE志望
  • 異業種・異業界のSE志望

であれば、下流も含めてSIerを視野に入れたほうが良いです。やはりSEになる人は理系出身、情報処理を専攻してきた人が有利です。一方、SIerは人材をとにかくかき集めています。

SI企業のハードルは低く、登竜門として利用するのはアリです。いろんな企業からの仕事を請け負い、経験を積んで、キャリアアップしていく。これが文系出身や異業種・異業界からのSE転職成功の道の1つでしょう。

ちなみにわたしは下流SIerから自社製品のある会社へ転職しました。離職率は低いし、会社の平均年齢も40歳台です。

まとめ

  • 残業は多くなりガチだけど日程通りに進められれば毎日定時退社可能
  • SEには納期を守るため、どうしても休日出勤しなければならない時がある。でも少なめ。
  • 今どきのIT企業でサービス残業なんてありえない。企業にとってリスクが高すぎる。
  • SEは徹夜なんてほとんどしない。ほぼ過去の話と思っていて良い。
  • SEでうつ病になる人がいるが、もともと素質があったというケースが多め。
  • 離職率が高いのはIT業界の中でも一部の企業だけ。

IT業界については誤解して認識している人が思います。

確かに昔はブラック企業も多かったようですが、ブラックブラックなウワサが広まり人が集まらなくなったのか、労働環境はかなり改善されてきているのではないでしょうか。

ですが、たしかにSEの仕事は突発的な割り込みが多く、仕事が不規則になりがちです。突然の残業や休日出勤など。

こういうのがあってわたしも嫌気が差したりしますが、自分が人間社会の中の歯車の一つであることを考えるとある程度は仕方のないことだし、誰かがやらなければならないと思ってわりきています。

  • この記事を書いた人
sakamoto

sakamoto

10年以上SEを続けている現役のSE。3年は続けろという言葉を信じた結果、3年後にはSEを辞められなくなり、スキルさえ上がればと思い10年続けるもセンスが無く中途半端に仕事ができるばかり。日々、バグを出しながらメンタルをすり減らしながらSE続けてます。

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